＜妊婦と家族に寄り添う出産＞

LDR分娩を基本に、無痛分娩、立会い出産など思い描くバースプランに寄り添います。

■バースプラン

「バースプラン」とは、出産に関するご要望などをまとめた計画書のことです。当院では、満足のいく妊娠・出産体験をしていただくために、出産・産後の過ごし方・母乳育児などに対するご希望を聞かせていただき、一緒に計画書をまとめていくバースプランニングを行っています。出産を迎えるに当たり、妊婦さんとパートナーの方のご意見・ご要望、あるいはやってほしくないことなどをスタッフにお伝えください。それをもとに、助産師が一緒に話し合い、ご希望に沿えるよう努めます。

■LDR分娩

感染対策のため、当面の間、LDR室での出産を原則とさせて頂きます。
LDRとはLabor（陣痛）、Delivery（分娩）、Recovery（回復）を略した言葉です。LDR室でのお産は、陣痛・分娩・回復まで同じ部屋で過ごせます。陣痛のピーク時に陣痛室から分娩室へ移動する必要がないため、体への負担が少なくなります。また個室のため、周囲を気にすることなく過ごすことができ、陣痛中からのパートナーの付き添いや立ち合い出産も可能になります。出産後の経過観察で問題がなければ、病棟の個室に移動して頂きます。
※費用：
・計画分娩（無痛分娩を含む）の方は、感染対策へのご協力に感謝し、無料（通常38,560円/日）でご利用頂きます。
・自然陣発で入院された方がLDR室を利用する場合は、5000円/日とさせて頂きます。
※LDR室（計３室）は、計画分娩の方を優先してご利用頂きます。

■付き添い・立会い出産

立ち会い出産は夫婦で励まし合い、共に生命の誕生を実感し、子育てへの第一歩となることを目的としています。

付き添いの役割は、声をかけたり、タオルを用意してあげたりするなど、妊婦さんのサポートです。「一人で出産するのは心細い」という妊婦さんも、付き添いの方がいることで、リラックスして出産に臨みやすくなります。

また、付き添い（立ち会い）出産することで、夫婦で感動を共有できたり、父親としての実感がより湧いたりするなどのメリットもあります。しかし、妊婦さんの中には、「家族がいると恥ずかしい」「一人のほうが集中できる」という方もいらっしゃいます。出産時に付き添うかどうか、事前にご家族で相談してみてください。

また、感染が収束するまでの間、陣痛が始まった後のパートナーの付き添いや立ち会い出産を、下記を条件に認めます。

①LDR室で計画出産（無痛分娩の方を含む）をされる方　
②パートナーの新型コロナウイルスPCR検査（核酸検出検査）が陰性の場合
※抗原検査　費用：3,800円（付き添い・立会い出産をされる方にのみ適用される料金となります）
※付き添い/立ち会い費用：3,000円（個人防護具（マスク・フェイスシールド・帽子・ガウン・手袋）の費用を含む）
※付き添い食を希望される場合は別途費用がかかります（900円/食）。
※陣痛前に過ごす待機室はパートナーの付き添いはできません。

■無痛分娩

硬膜外麻酔法を用いた『無痛分娩』は、半数近くの妊婦さんが希望されています。

痛みの感じ方は個人差もありますが、自然分娩で感じる痛みを10とした場合、1〜3程度に和らげながら、自然の力を引き出し、安心安全に、出産の喜びを感じていただくことを目指しています。

無痛分娩の詳細はこちら≫≫

＜安心安全の出産＞

産科、内科、小児科で密接な連携を図りながら、安心安全な出産をサポートします。

妊娠・出産の専門家である産科、母体疾患や妊娠合併症に対応する周産期内科、新生児専門医が在籍する小児科が連携し、妊婦が安全に妊娠出産を迎えて頂ける様にサポートします。

また、大学病院など高度周産期医療施設に所属する医師が外来診療や当直医師を担い、夜間の当直体制でも常に２名以上の医師で診療を行える体制を整え、緊急帝王切開にも迅速に対応できます。